王様の宮殿
由比敬介による好きな音楽限定のブログ。

 今日たまたま友人が遊びに来ているときに、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲が流れた。相変わらず、PCの音楽をランダムに流していた結果だ。
「チゴイネルワイゼンだっけ? 」という友人に「チャイコフスキーじゃなくて・・・」と、おおぼけをかました。チャイコフスキーとメンデルスゾーン、シベリウスそして時にブルッフは、ヴァイオリン協奏曲のCDデカップリングになる。時間的にちょうどいいのか、それぞれ著名なヴァイオリン協奏曲が1曲ずつしかないからなのか、レコード時代から非常に多い。
メンデルスゾーンは、小学校で習う作曲家の一人だが、甘いメロディーで、まさにロマンはど真ん中のイメージがある。ヴァイオリン協奏曲以外に、交響曲第4番、3番、真夏の夜の夢(の中の結婚行進曲)が、特に有名なのではと思う。「スコットランド(3番)」より「イタリア(4番)」の方が少し有名なような気がする。まあただ、日本で最も有名なのは、結婚行進曲に違いないから(メンデルスゾーンの曲とは知らなくても)、下手をすれば、最も有名な作曲家だったりして。
個人的な好みで言えば、交響曲3,5、ヴァイオリン協奏曲と、無言歌、弦楽八重奏などが特に好きだ。
40前になくなっているのはモーツァルトやシューベルト、ショパンなど錚々たるメンバーがいる。昔の人は短命だとはいっても、神経すり減らしてたのかな、 などと思ったりもする。ジミ・ヘンやジャニスも早死にだったし・・・(ちょっと違うか)
メンデルスゾーンという作曲家は、難しいことをまったく考えないで聴ける作曲家の一人だと思う。 奥深さがないと言ってしまえば元も子もないが、そういうことではなく、純粋に音楽が持つ美しさを体現した作曲家のように思える。他の作曲家もきれいな音楽はたくさん書いているが、何より美しさが際だっている作曲家がメンデルスゾーンだ。
メロディラインの美しさというばかりでなく、曲の構成そのものが美しい。
僕は「真夏の夜の夢」という劇付随音楽が、あまり好きではない。その理由は、単純な美しさ、いわば耽美的なものに、何か不純物が紛れ込んでいるように思えるからだ。 まあこんなものは、単なる個人的な言いがかりかもしれないが、なんだかそう感じる。
この人はこういう表題的な音楽が向いていないのか、と言えば、交響曲の例もあるので、そうとばかりもいえない。ただ、有名になったオペラ作品がないという辺りに、答えはあるのかもしれない。劇や台本に音楽を乗せるという行為の中で、流れるようなメロディラインが、うまく乗らない何かがあるのかもしれない。・・・などと勝手に考えてみたりする。
今改めてスコットランドをかけているが、ああ、いい曲だなあ。

 このところ、泰葉はかまびすしく世間を騒がしているようだが、ブログがパンクしたというニュースを読んだ。実は詳しいことはよく知らない。テレビの何かの番組で、ブログでの過激発言みたいなことをやっているのをちらっと見た。
そんなこととは別に、泰葉と言えば、アルバム「Transit」が思い出される。81年の発売なので、まだ大学生だった頃だが、LPを購入した。クラシックとハードロックを一生懸命聴いていた頃なので(今でもさほど変わらないが)、 よく買ったと思う。
しかもCDで再発売されて買い直しているのだから、好きなアルバムなのだ。
普通のポップアルバムで、 特別すごいとは、当時も思っていなかったし、今でも思っていない。「フライデイ・チャイナタウン」で三平の娘がデビューするというので、テレビでは結構大きく取り上げられたし、調べてみるとデビュー曲はオリコン69位なので、バカ売れしたわけではない。再発されたCDの時にはおそらくCDショップにいたが、売れた記憶はない。
当時からそうだが、僕はこのアルバムの内、3曲しか聴かない。前述の「フライデイ・チャイナタウン」と、「空中ブランコ」「ミッドナイトトレイン」 だ。今でもポータブルのプレイヤーに入れている。だから時々聴く。
「空中ブランコ」は ちょっとジャズっぽいピアノが素敵な曲。「フライデイ・チャイナタウン」はなかなかユニークで微妙に演歌っぽいノリがあるポップス。「ミッドナイトトレイン」は、スローな前半から、アップテンポのロック調に変わる、ちょっとアイドル歌謡曲のような曲。
泰葉は、たぶん全部曲を自分で書いているし、アレンジも一部しているので、さすがに音楽の勉強をしてきただけのことはあるのだと思った。
アルバム全体を聞き直してみると、 「ラブ・マジック」という曲も悪くない。
最近はなかなか変わった人なんだなという印象だが、曲に関しては、聴いて楽しければそれでいいので、気にはならない。
現在廃盤のようだが、話題になっているので、再発されるかな?
1.恋1/2
2.モーニング・デート
3.ありきたりな筋書き
4.Bye-Bye Lover
5.空中ブランコ
6.LOVE MAGIC
7.フライディ・チャイナタウ
8.ミッドナイト・トレイン
9.アリスのレストラン
10.Remember Summertime