王様の宮殿
由比敬介による好きな音楽限定のブログ。
パリス
8月 17th, 2005 by admin in ハードロック, ロック No Comments

 無性にパリスが聴きたい。特にそのセカンドアルバムが。
と言ったところで、多くの人がパリスなるバンドを知らないと思う。インターネットで検索しても「パリス」というバンドはほとんど出てこない。
フリートウッド・マックと言えば、結構多くの人が懐かしく思い出すに違いない。
ミック・フリートウッド、ピーター・グリーン、リンジー・バッキンガムなどが板が、その中にロバート(ボブ)・ウエルチという人がいた。後にソロで、「フレンチ・キス」というアルバムをヒットさせたが、彼が、マックをやめて作ったのがパリスというバンドだ。
ファーストアルバムは「Bigtown2061」だったかな?そんなタイトルのアルバムで、レッド・ツェッペリンの真似っこみないな事も言われた。確かに中に「Black Book」なんていう曲があって、「Black Dog」みたいだったような記憶もある。
ところがセカンドアルバムは、うってかわってポップな仕上がりで、私はこれが大好きだった。特に、「青ざめた馬乗り(Pale Horse Pale Rider)」という曲が好きだった。当時はハード・ロックと言われていたようだが、どう聞いても普通のポップスだった。軽快だったし。
レコードがCDに変わり、古いレコードのほとんどを処分したときに、そのアルバムも売ってしまった。どうせCDで買い直すと思っていたからだ。
ところが、今に至るまで、1回もCD化されていないのだ。ファーストは何回かCDになって、確かCDの棚のどこかにあるはずだ。ところがセカンドは、一 向に出ないどころか、海外のショップで探しても見あたらない。ごく希に、国内で手に入らないものは海外から買ったこともあるが、出ていないものはどうしよ うもない。
発売元は東芝EMIでレーベルはクリサリスだったと記憶している。レコード売らなければ良かったな。
実はレコード売らなければ良かったのにもう一枚ある。ただこちらは、タイトルもアーティストもうろ覚えで、検索が出来ない。
逆にレコードを売らなかったおかげで聴けたのは(サンプル盤だったからと言うのがあるが)、バンド名は忘れたが、サザンロックのグループだ。レーナード スキナードばりのギターで、もっとハードだった。でもまあ、アメリカで探すとこんなバンドは腐るほど、当時はいたに違いないが。
いずれにしても、ああ、パリス聴きたい。

 先日テレビで、モーツァルトの音楽が病気を治すというのをやっていた。高周波というのが非常に多いのだという。どこかの大学の先生が研究しており、そういうゼミのようなものもあるようだった。
クラシックの中で、なぜかモーツァルトというのはよく特別視される。わずか35歳でなくなりながら、後世にこれだけの音楽を残し、伝えられ、さら に評価されているのだから、確かに天才ではある。しかも交響曲からピアノ曲、オペラなど、クラシックの音楽のほとんど全てのジャンルを網羅している。ケッ ヘルが付けた番号は626まである。5歳から作曲していることを考えれば、年平均20曲以上を書いているわけだ。
ポップスを年間20曲作るわけではなく、その中には20曲ほどのオペラも含んでいる。1曲でCD2枚組3枚組の量があるのだ。現代のような録音技術があ るわけでもないから、紙の譜面に書いていく。大変だ。・・・まあでも、バッハなんていうとんでもない多作家もいるわけだから、それに比べれば、それほどで もないのかも知れない。
ともかく、モーツァルトの音楽は病気を治すらしい。なかにし礼が、おまけのように言っていたのは、やはりおまけのように感じるが、確かにモーツァルトの曲というのは特徴的で、ハイドンなどはかなり似た感じもあるが、ちょっとお堅い。
モーツァルトなりクラシックが「癒し」とか言われても、非常に怪しく、もちろん癒される人もいようが、いらいらする人だってきっといないわけではない。 アダージョとかラルゴとか、遅い音楽が「癒し」と結びつくのは、例えば「バラード」と言って静かで遅いポップスがやはり癒しを標榜するのと同じく、人の心 に安寧を与える可能性が高いと言うことも言えるが、あくまでヒット率が高いと言うだけだ。
昔からよく私が言っているのは、取り敢えず好きな音楽は静かであろうとうるさかろうと、こころをリラックスさせてくれる。高揚感とリラックスは対になるようなことではなく、集中してその世界に入り込めているときは、リラックスしているものだと思う。
ただ「高周波」とか、直接人間の脳に影響を与えそうな言葉が出ていると、病気が治るかどうかは別として、直接的に肉体に働きかけているような気は する。薬を飲まずに、音を聞いているだけで病気が治るものなら、何となく健康的なので、どんどん研究して欲しいし、そういう効果があるのならうれしいこと だ。
手の平をかざして病気が治る、呪文を唱えて病気が治る、いずれにしても、そういうことが可能なら、薬を飲んだり、メスを入れたりするよりは遥にいいわけで、モーツァルトもその部類だ。個人的には、モーツァルト以外でも発掘して欲しい気はするが。
マーラーの今際の言葉は「モーツァルト」だったという。そうか、「薬をくれ!」と言っていたのかもな。