正太郎 「バビル、何を話しているのかな?」
バビル 「残念ながらこの波長は僕にも理解できません」
正太郎 「この二匹・・いや、二人にしか通じないんだな」
バビル 「そうみたいです」
正太郎 「(ふと気づき) ところで表に警官が何人かいた筈だけど・・お前、どうやって入って来たんだ?」
バビル 「はあ・・あのう、皆さん今お休みになってます(苦笑)」
正太郎 「お前・・やったな」
バビル 「すみません、騒がれたくなかったんで・・」
正太郎 「相変わらず恐ろしい奴だな」
バビル 「フフ・・」
研究員 「あ・・あのう」(ようやく呆然としていた研究員が口を開いた)
正太郎 「ああ、すみません、驚かせてしまって、彼はバビルといって僕のちょっとした知り合いでしてね、突然現れたんでちょっとびっくりしちゃったんですけど・・」
研究員 「はあ、ちょっとした知り合いねえ・・その黒ヒョウも知り合いで?」
正太郎 「これはロデムといってバビルの部下なんです、お聞きの通りこの生物とは同族のようです」
研究員 「度肝を抜かれましたよ、山岸博士が突然黒ヒョウになっちゃうんですからね、何にでも姿を変えられるって話は聞いてましたけど生で見たのは初めてですよ」
しばらくしてようやくロデムはイリスから視線をバビルに移す、
ロデム 「バビル様」
バビル 「うん?」
ロデムとバビルは無言で見つめ合っている、テレパシーで交信しているのだ、
バビル 「・・・そういうことか」
ロデム 「はい、」
正太郎 「バビル、何なんだ?」
バビル 「ええ・・」
正太郎 「ロデムとイリスは何を話し合ったんだ?」
バビル 「すみませんが山岸博士を起こしてこちらへ連れてきて頂けませんか?」
およそ30分後、事のいきさつを聞かされた山岸博士の驚きは言うまでもない、それでも何とか一応の事情は把握した、
バビル 「博士、何とかおわかり頂けましたか?」
山岸 「にわかには信じ難い話だがね」
バビル 「無理もありません」
山岸 「それで・・この2体が話し合った結果というのは?」
バビル 「このロデムとイリスがひとつになると言うのです」
山岸 「ひとつになる?」
バビル 「つまり2体が合体して融合するということです」
(一同驚きの表情を浮かべる)
山岸 「そんなことができるのかね?」
バビル 「ロデムはそう言っています、イリスもそれを望んでいると」 (つづく)
