犬犬 ( アンタ他にも趣味があるんだしもう横山世界のことはきれいさっぱり忘れて他の道楽にせっせと励んだらいいじゃない )
猫猫 「・・そんなこと、アンタの好き勝手にさせるもんですか!」
犬犬 ( ホホホホ、抵抗したって無駄よ、アンタの世界が消えて無くなればアタシは横山精神世界ではバンワオーさんに次ぐNO,2の座を手に入れることができるのよ、そうなったらバンワオーさんと思い切りコラボしてアタシの精神世界をどんどん膨らませていくわ、ああ、考えただけでもゾクゾクしちゃう! )
猫猫 「バンワオーさんがアンタなんかと組むもんですか」
犬犬 ( あ~ら、私の魅力を見くびってもらっちゃ困るわね、バンワオーさんだって男なのよ、やりようによっちゃいくらでも陥落させる手はあるわ )
猫猫 「このう・・エロ犬!」
犬犬 ( ホ~ホホホ、何とでもおっしゃい )
猫猫 「でも手間隙かけて色仕掛けで落とそうなんて強気なアンタにしちゃあ気長な話ね、アンタのことだからバンワオーさんも無理やり引っ張りこんで言うこと聞かせるくらいのことやりそうなもんだけど・・」
犬犬 ( 実を言うとね、アンタとバンワオーさんを同時に引っ張ったのよ )
猫猫 「ええっ?」
犬犬 ( だけど失敗しちゃったわ、やっぱりバンワオーさんはこの世界の大物よね、アタシのパワーじゃイマイチ力不足だったのよ )
猫猫 「そんなことじゃないかって思ったわ」
犬犬 ( だけどかえってその方がよかったわ、あんまり無茶なことして嫌われちゃったら何かと厄介だしね、まあ慌てることはないわ、アンタさえ消えてくれたらもう邪魔者はいないんだし、あとはじっくりやらせてもらうわよ )
猫猫 「言っときますけどねえ、アタシの心はそんなに簡単に消えたりなんかしないわよ、ほっといたら煙のように消えるですって?
冗談じゃないわ、アタシの隆に対する思いはそんなヤワなもんじゃないのよ」
犬犬 ( あら、不滅だとでも言いたいの? )
猫猫 「当たり前じゃない!」
犬犬 ( ホホホホ!あんた何にもわかってないのねえ )
猫猫 「な、何よ?」
犬犬 ( 今のアンタはねえ、アンタの「本体」という「土」から根っ子ごと引き抜いた「花」なのよ、
養分を吸収できなくなった花はしおれて枯れていくしかないのよ、ホ~ホホホホ )
猫猫 「うう・・・」
犬犬 (それでもアンタがそうやって気を張ってりゃアンタの精神世界はそう簡単には消滅しないでしょうねえ、アタシもね、アンタが気力を失うのを気長に待つ気はないわ、アタシがこの手でアンタの世界の崩壊を早めてあげるわ )
猫猫 「な・・何をしようっていうの?」
犬犬 ( 敷島! 春江、おいで! )
犬犬王に呼ばれ猫猫宮の前にパッと突然現れた一組の男女、外見は完全に敷島隆と春江であるが顔つきがいかにも下品である、
猫猫 「・・隆?・・それに・・春江さん?」
犬犬 ( フフフ、驚いた?私の世界にも一応敷島隆と春江はいるのよ、でもランクとしちゃあ不乱拳ちゃんの手下のそのまた手下くらいだけどね )
猫猫 「・・ひどいわね」
犬敷島 「ご主人様、誰ですかいこの女は?」
犬犬 ( 猫猫宮といってねえ、アタシの精神世界進出の邪魔をする目の上のタンコブよ )
犬敷島 「ほう、ふざけた女(アマ)でございやすねえ」
犬春江 「ホント、ブサイクなくせして生意気な女!」
猫猫 「ちょっとお!ブサイクとは何よブサイクとは!」
犬春江 「ブサイクじゃないの、鏡をよく見てごらんよ」
そう言われて壁にかけてある姿見の鏡に映った自分の顔を見て仰天する猫猫宮・・なんと顔が山田花子になっているではないか!
猫猫 「な・・なによ?この顔は!」
犬犬 ( しょうがないじゃない、あたしアンタの顔知らないんだから )
猫猫 「だからって、これはないじゃない!」
犬犬 ( うるさいわね、わかったわよ、え~と片桐はいりと光浦泰子のどっちがいい? )
猫猫 「あ・・アンタねえ」
犬犬 ( ホーホホホホ、まあ顔なんてついてりゃいいのよ )
猫猫 「くっ・・」 (このあからさまな虐待に唇をふるわせる)
犬春江 「それでご主人様、あたし達は何をすれば?」
犬犬 ( 今からアンタ達をアタシの想念パワーで猫猫宮の世界に送り込んであげるわ、アンタ達は本物の敷島夫妻になりすまして向こうの世界をグチャグチャにしておやり! )
猫猫 「な・・なんですってえ!」
犬敷島 「げ~へへへへへ、そいつは面白い」
犬春江 「なんかワクワクしちゃうわあ、キャハハハハ」
犬犬 ( ホホホホホ、あんたがいくら気を張ったって内部から崩壊が始まったら一気に消滅に向うわよ )
猫猫 「・・誰か・・・誰か助けてえ・・」 (つづく)
