敷島博士の研究室で作業台の上に寝かされ電気ケーブルをつながれ充電を受けているロビー、正太郎がボディの各所に油を差している
敷島 「そうだったのか、いやあ、さっきは本当に驚いたよ」
正太郎 「すみません、びっくりさせてしまって・・おばさんには本当に悪いことしちゃったなあ」
敷島 「仕方ないよ、もう時間も遅いしこのまま寝かせておこう、朝目を覚ましたらじっくり事情を説明しておくよ」
正太郎 「お願いします」
敷島 「さて、もうこれくらい充電したらだいぶ違うと思うが、どうだねロビー、気分は?」
ロビー 『ああ・・生き返った気分だ・・どうもありがとう』
敷島 「フフ・・お前に礼を言われるとは思わなかったよ」
ロビー 『そういえば変だな・・僕が人間に「ありがとう」だなんて・・』
正太郎 「フフフ、ロビー、お前だいぶ疲れてて弱気になってるんじゃないのか?」
ロビー 『おい正太郎、そんなに油をボトボトこぼすなよ』
正太郎 「うるさいなあ、しょうがないだろ、慣れてないんだから」
敷島 「ところでロビー、話というのは?」
正太郎 「そうだよ、何なんだよ?」
ロビー 『ロビー3号と4号だが』
正太郎 「うん」
ロビー 『正太郎と鉄人の操縦器を狙って今殺人ロボットを作っている、覚えているか?』
正太郎 「ああ、たしか顔だけニコニコした君の悪いロボットだったな」
ロビー 『早ければ明日にも出来上がる、それが正太郎を襲いに来るぞ』
正太郎 「性懲りもなくまたやって来るのか」
ロビー 『今度はお前も油断しているだろうからな』
正太郎 「確かにそうだな」
ロビー 『そこでこれを利用して奴らをやっつけるんだ』
正太郎 「やっつけるって・・どうやってやるんだ?」
ロビー 『敷島博士、鉄人の操縦器に予備はないのか?』
敷島 「ああ、これはまあ秘密なんだがね、万一のために作ってあるよ」
ロビー 『では今使っている操縦器に細工をするんだ』
敷島 「どんな細工だね?」
ロビー 『別の操縦器からの操作で操縦不能になってしまうような細工をするんだ、できるだろう?』
敷島 「ああ、なるほど、うん、リモコンの内部をいじればできないことはないが・・」
ロビー 『そういう細工をしてわざと操縦器を盗ませるんだ、操縦器が手に入れば3号と4号は自分の手元に鉄人を呼ぶはずだ』
正太郎 「そうか、わかったぞ!奴らが鉄人を自分の手元に呼び寄せたところを見計らって相手のリモコンを仕えなくしてから今度はこっちが操縦してやっつけるっていう訳だな?」
ロビー 『その通りさ』
正太郎 「いやあ、さすがはロビーだ、そういう悪知恵はよく働くなあ」
ロビー 『悪知恵って・・どういう意味なんだ?』
正太郎 「あ、いや・・何でもない」
敷島 「なるほどな、確かに名案だ」
ロビー 『すぐに始めた方がいい、早ければ明日の夜にもやって来る』
敷島 「うん、さっそく準備に取り掛かろう、今夜は徹夜になりそうだ」 (つづく)
