由比敬介のブログ
クラシック
クラシック

フランスの山人の歌による交響曲 / ダンディ

フランスの作曲家 ヴァンサン・ダンディによる3楽章のピアノ付き交響曲だ。交響曲と書いていなければ、一見協奏曲だが、一応交響曲。 一番最初に聴いたのは大学生の時だから、ずいぶんと前の話になる。確か、シャルル・ミュンシュのレ …

東京室内歌劇場『モーツァルトの旅』

標題の作品を昨日、あ、日が変わって正確には一昨日だが、南大塚ホール(東京大塚)で観てきた。 素晴らしい作品に出会えたので、久々にブログを更新。 内容は、モーツァルトの一生をストーリーの軸にモーツァルトのオペラアリアを聴か …

フィッシャー=ディースカウ

バリトンのディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウが亡くなった。86才だそうだ。 20世紀の後半ドイツ・リートと言えばまず、ディースカウが他を圧倒している。 クラシック歌手の恐らく多くは、歌曲よりもまずオペラを歌う。も …

大御所の死

 大御所との死と言ったって、徳川家康ではない。  先日、若杉弘が亡くなった。ちょっと前に黒田恭一も亡くなり、演奏家と評論家、クラシック界の大御所が二人も相次いで亡くなった。  若杉弘の体験は、ぼくは一度しかない。東京文化 …

ルトスワフスキ-管弦楽のための協奏曲

ルトスワフスキ(1913-1994)はポーランドの作曲家だ。ポーランドの作曲家として思いつくのは、ペンデレツキとシマノフスキくらいだ。あ、ショパンがいるか。どうでもいいが、ショパン。あとは関係ないがシェーンベルクの「ワル …

マーラー:交響曲第10番

 マーラーは、生涯に11曲の交響曲を書いている。 番号付きの1~9番と、「大地の歌」、そして未完の第10番だ。 「大地の歌」というカンタータか連作歌曲のような作品を交響曲と銘打った経緯は、有名な逸話だ。ベートーヴェン以来 …

バロック・マスターワークス

 バロック・マスターワークスというCD-BOXを購入した。 60枚組 CD+解説CD-ROM1枚という、何とも豪快な商品だが、価格は6,000円弱だ。 バッハだけで20枚以上、その他にヘンデルが10枚、ヴィヴァルディ、テ …

メンデルスゾーン

 今日たまたま友人が遊びに来ているときに、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲が流れた。相変わらず、PCの音楽をランダムに流していた結果だ。 「チゴイネルワイゼンだっけ? 」という友人に「チャイコフスキーじゃなくて・・・ …

ツァラトゥストラはかく語りき

 「ツァラトゥストラ」は、前にも書いたが、私が最も古くから聴いているクラシックの一つだ。もちろんR.シュトラウスの交響詩だ。ニーチェの作品のことではない。 この作品は冒頭のファンファーレのような部分があまりに有名だが、わ …

マーラー:交響曲第6番「悲劇的」

マーラーという人は、ご存じの方も多いともうが、作曲のほとんどを交響曲と歌曲に費やしている。交響曲は全部で11曲、内1曲は未完であり、1曲はナンバーが付いていない「大地の歌」である。 交響曲の父と言えばハイドンであるが、基 …