ぼくは明日昨日のきみとデートする

標題のDVDを観て、いたく感動し、原作を購入して読んだ。このエントリーはその双方の感想。

「いたく感動」などと書いたが、文字どおりそうで、ぼくはこういう作品が好きらしい。

SFを読み始めたきっかけがどの作品かは既に忘れたが、ラインスター辺りではなかったかと思う。だがその後、中学生で『タイムトラベラー』と出会い、当然のように筒井康隆の『時をかける少女』を読んだ。時間小説はパラドックスに深く突っ込めば突っ込むほど、結論として多元宇宙論に逃げざるを得ない。取りあえず多元宇宙に逃げておけば、全てのパラドックスを回避できるように見えるからだ(実際に回避できているとは言いがたいが)。
もう一つ、回避せず、事は起こるようにしか起こらないという風に決めてしまい、そこに深入りしなければ、こういう良い作品ができあがるという証拠のような作品だった。
と書くと、これがSFであるといっているように聞こえるかも知れないが、広義では十分SFだと言える。『スター・ウォーズ』がSFであるのなら、これも十分SFだという意味でSFである。
前述の筒井康隆はかつて、自ら編集と著述を兼ねた子供けの『SF教室』という書籍の中で、SFとはまず第一義小説であると言っている。SFのF、fictionは、小説のことだから間違ってはいない。でも、fictionには作り話的な意味がそもそも存在するので、映画もマンガも含まれるわけなのだが、ここで問題にしたいのは、SFが小説的科学なのではなく、科学的小説なのだという順序の問題である。
このScienceがScientificだったり、果てはSpeculativeに化けるように、Fもfictionからfantasyにも化ける。

そういった中で、この作品は逆向きに時間の流れる世界との接点を扱った作品として、バラードやディック、オールディスとかが書いていてもおかしくないテーマだし(ぼくが知らないだけで書いているかも知れない!)、そもそも逆周りの世界だけならたくさんある。いや、他の作家ならこのテーマそのものがそのままあるだろう。
だがこれも、テーマが同じだからと言って同じテーマで小説を書いてはならないというわけではない。
今回アカデミー賞を受賞した『シェイプ・オブ・ウォーター』も、観る人が観れば、『スプラッシュ』と同じだ!とディスりの対象になるのだ。

たまたま昨日、SmartNewsで、空中で飛び上がった瞬間を切り取った写真について、これはどのパクリだとかいう批判について、著作権的観点から書かれた記事を読んだが、至極もっともで、創作の意図や創作された作品によって、判断されるわけだ。
なぜこんな事を書くかというと、この『ぼく明日』と略される作品は、そういう批判にも晒されているようだから、作品ではなく、その作品を褒める自分を擁護するための、長い前置きだ。

さて、ここから先、ネタバレとか気にせず書く。そもそもネタバレですとか、××外から失礼しますとか、あまりそういうところを気にしたことがないので、万が一このブログを読んで失敗した!と思った方はごめんなさい(何だ、気にしてるじゃん、おれ)。

福士蒼汰と小松菜奈という主演以外、ある意味ほとんど重要でない(と書くと語弊はあるのだが)この映画は、アラ還たるぼくにとっても切ないラブストーリーで、なおかつ泣ける作品だった。
物語の全てがタイトルに凝縮されているという意味で、ぼくは素晴らしいタイトルだとも思うし、言ってみればそれしか書いてないわけだが、だからこそ、この恋愛には共感できる人とできない人は存在するだろうと思われる。
文章が稚拙という人もいるようだが、そこまで稚拙ではない。著名な作家でももっとずっとわかりにくい文章を書く人は大勢いる。
ただぼくはこの原作を読んだときに、こう言うのをラノベと言うのだなと思ったが、ラノベはもっとライトらしい。
ローダンでライトノベルを読んだ気になっている身としては、甚だカルチャーショックだ。

かつてSF以外で最初にきちんと読んだ小説が岩波文庫版の『レ・ミゼラブル』で、小説とはこういうものだというユゴーと豊島与志雄からの強烈なダブルパンチを受けながら育ってきたので、それから言ったら別世界の作品ではある。

電車で一目惚れした彼女との僅か40日(あるいは映画では30日)間の恋愛を描いているわけだが、前述のパラドックスで言えば、どちらかと言えば彼女は、これから起こるべく二人の1ヶ月を、敢えて彼からかつて聞いた、そして出会いの初日に聞くデータによって、正確に履行していこうとする恋愛なのだ。
この日に何時にどこへ行き、何を食べる。どこで手を繋ぎ、どこでキスをする。その全てが彼女にとっては決まったことであるが、彼はそれをしばらく知らなかったというアンバランスな設定が、この作品を面白くしている。
どうしてこんな事が起こるのかとか、どう管理されているのかとか、細かい部分はスルーされていて潔い。これを書き出すと、本気でSFになってしまうのを、そこで阻止している感じだ。筒井言うところの第一義小説という意味がよく解る(ヒューゴー・ガーンズバックは文句を言うかも知れないけど)。

映画は小説をかなり忠実に映像化していて共感がもてた。往々にして小説でもマンガでも、大きく改変されるのが常だからだ。だったら映像化なんてしないでオリジナル作れよ!とは良く思うことだ。横山光輝の『マーズ』どうにかしてくれ。1回でいいから地球を消し去ってくれ!というお話しだ。

ぼくは邦画をあまり観ないので、この作品もさほど期待していたわけではない。ただタイトルには惹かれるというか、どういうことなのかという曖昧な興味があったので観たのだが、思いの外掘り出し物だったと言うことだ。
一目惚れした奥手の大学生が、最初の恋愛から成就するという夢のような設定が、冒頭から軽く見えることこそが、この作品の真骨頂であり、一目惚れをした彼が初めてナンパするシーンこそが、彼女にとって彼との別れの日だったのだということを回想していく映画最後のフラッシュバックは、こういう作品ならではの切なさをうまく表している。小説でも同じように書かれているが、影像だとより切なさが増す気がした。

この映画の主題歌に採用されたback numberというグループの歌もなかなかよく(実は未だにこの歌の歌詞の一部がよく解らないというか、国語の試験だったら、間違いなくぼくは点数取れていないなという読解力のまま止まっている)、ここしばらく、battle beast等と一緒にヘビロテしている。

1日経つごとに前の日の相手と会うという設定は、ともすれば扱いが難しい。なぜなら単純に、お互いの出会いのタイミングを設定するための意味づけが必要になってくるからだが、最初に書いたうように、こういうものだといってそこの理屈を回避してしまえば、前述のような切ない表現が可能になるのだ。最初に彼が告るシーンと、最後に同じシーンが映されたときの衝撃は、ぼくにとって、ストルムグレンの前に一瞬だけ姿を現したカレルレンを思い出させさえした(『幼年期の終わり』を知らない人は無視視して下さい)。

ここまででどこがネタバレだか解らないくらい、ぼくは実はネタバレした気でいる。
つまりこの作品はこれだけの内容なのだ。
一組の男女の出会いと別れ、その40日乃至は30日の話だ。
しかもその間、ことさら大変なことは起きない。楽しい日々なのだ。だが彼女は最初から、そして彼は途中から、僅かの時間で別れに向かっていることを知っている楽しい時間なのだ。そして20歳という、まだ十分に多感と言っていい年の話なのだ。

以前、仲里依紗の『時をかける少女』でブログを書いたことがあり、あれもなかなかキュンとする結末だったが、今回の方がテーマが絞られていたせいか、より胸に迫るものがあった。

本は短いし、ほとんど会話といってもいいので、あっという間に読めるが、映画を先に観ていたせいで、登場人物の顔がほとんどその出演者にしか思えず、ある意味少し残念だった。逆になっていれば良かった。とはいえ原作は100万部売れているベストセラーだそうなので、特に手を出そうとは思わなかったはずだ。やむを得ない。

この勢いで普段は読まないマンガにも手を出そうかどうか模索中。・・・でもこの小説からマンガ3冊分を描くなんて・・・ある意味すごい。

Michael Schenker のベスト5

雑誌「BURRN!」誌上でマイケル・シェンカーのベスト5という企画をやっていて、色々なミュージシャンや評論家のベスト5が掲載されていたので、シェンカー好きの自分も、ここでベスト5を勝手に表明。

1.Rock Bottom(UFO / Phenomenon)
マイケルがスコーピオンズから抜けてUFOに移籍した最初(UFOのサード)のアルバムの1曲。2分30秒くらいから3分ほどのソロは、これまで聴いたギターソロの中で、ナンバーワンだ。これを越えるものを知らない。そう、マイケル自身のライブでもちゃんと弾けてるのを観たことがない。但し、YouTubeで完コピしている人は何人もいる。
これまで気になりながら一回も調べたことがなかったRock Bottomの意味、どん底って意味なんだな。へぇ~。
2.Love to Love (UFO / Lights out)
UFO6枚目のアルバム。このアルバムは名曲が目白押し。”Try Me” “Lights Out” ”Alone Again Or” ”Electric Phase”と、どれも大好き。甲乙付けがたい。その中でこの”Electric Phase”から続いて流れる”Love to Love”は、Misty Green and Blueなのだ。未だに意味が分からないけど名曲。
3.Rock you to the Ground (The Michael Schenker Group / Assult Atack)
ゲイリー・バーデンが抜けてグラハム・ボネットがボーカルに入ったMSG3枚目のアルバムの2曲目。
重々しくスローテンポの曲だが、常にシャウトしているフラハムのボーカルが高音で終わった後から始まるギターソロ。その後半でスピードアップしながら速弾きを続けてフェードアウトしていくところがとても好き。
このアルバムも “Assault Attack” ”Desert Song” ”Broken Promises”と、名曲揃い。
4.The Dogs of War (The Michael Schenker Group / Built To Destroy)
グラハムがさっさとやめてゲイリーが戻ってきた最初のアルバム。個人的にはこのゲイリー・バーデン、全く好きではない(割と最近のアルバムで「Gipsy Lady」での彼は悪くないけど)。
この”The Dogs of War”は、就職が決まったばかりのまだ若い頃、会社近くのリクエストができるバーみたいなところでリクエストして「その曲ありません」と言われた曲。アルバムが発売されて間もない頃だったけど、MSGなんてリクエストしてもかけてもらえなかった。
このアルバムは全体的にキャッチーで、聴きやすい。ポップなマイケルも悪くないと思った記憶が。
5.Fly to the Rainbow (Scorpions / Fly to the Rainbow)
スコーピオンズでのマイケルのプレイは「Lonesome Crow」であって、この2ndアルバムもUlrich Rothが弾いているわけだが、ソングライターとしてのマイケルの面目躍如の曲。スコーピオンズはこの頃のアルバムが一番好きだ。
あっ、ちなみにこのアルバムの中で一番好きな曲は”This is My Song”で、これはマイケルの曲じゃない。
まあ、ベスト何チャラなんて言うのは日によっても変わるものだが、意外にこの辺りは変わらない。
マイケルのようにギターが弾けたら、さぞ楽しかろうな~

A Demon’s Fate / Within Temptation

Tarja Turunenとのコラボ、「Paradise (What About Us?)」について途中まで書いて、ずっと放置していたのだが、そちらは続けて放置しながら、同じWithin Temptationの、2011年に発表された1枚前のアルバム「The Unforgiving」からの1曲。

 元々iPhoneにも入れていたのだが、あまり意識していなかった。たまたまYouTubeで本筋とは関係ない動画を見て、こんな曲だったっけか?と思って、そこから毎日聴いているのだ。

この動画は、2012年の『タイタンの逆襲(Wrath of the Titans)』という映画を編集して、この曲の背景に当てているのだが、意外に歌とマッチしていていい感じなのだ。つい映画も観たくなった。

映画は『タイタンの戦い』の続編な訳だが、この『タイタンの戦い』自体が、1980年頃の映画のリメイクだったりする。

 さて、「A Demon’s Fate」だが、そもそも悪魔の運命というタイトルなので、当にこういう神話的スペクタクルはぴったりきてもおかしくない。ゴシックメタルらしくオーケストラアレンジも秀逸で、うまく楽曲に融け込んでいる。
 ヴォーカルのシャロンは、個人的には普通すぎてそれほど好きかと訊かれれば、そうでもないのだが、だが、メタルの女性ヴォーカルは、時々とてつもなく下手なのがいるので、そういう意味では彼女は素晴らしい。歌唱力は抜群だと思う。
 リズムギターを弾いているウェスターホルトとはパートナーらしいが、結婚しているのかよく解らない。ただ、ほとんどの曲がこの二人によるので、Within Temptationはこの二人のバンドであると言ってもいいのかもしれない。
 96年デビューらしいのでもう20年選手。なのに6枚しかアルバムを出していない。それはそれですごい感じもする。3~4年に1枚のペースなので、そろそろ次のアルバムが出る頃かも知れない。

 未だにレインボーとかディープ・パープルを聴いているわけだが、それはそれとして、21世紀の音楽もなかなかいいのだ。
 でも、ジャスティン・ビーバーとか、アリアナ・グランデとか、全く聴かないんだよな~。セリーナ・ゴメスは聴くのに。
 昔に比べて、情報量が多すぎて、追う気が無くなるというのもあるかも知れない。
 

ohhohoho

you’ll burn this time
Seeing the violence
It’s feeding my mind
No one is saving you
How can you find
A heaven in this hell?

Leave it behind
Hearing your silence
It screams our goodbye
Cannot believe it’s an eye for an eye
Life is gone to waste

Angels have faith
I don’t want to be a part of his sin
I don’t want to get lost in his world
I’m not playing this game

When the shadows remain in the light of day
On the wings of darkness he’ll retaliate
He’ll be falling from grace
Till the end of all his days

From the ashes of hate
It’s a cruel demon’s fate
On the wings of darkness
He’s returned to stay
There will be no escape
Cause he’s fallen far from grace

ohhohoho

What have you done?
Is this what you wanted?
What have you become?
His soul’s not forsaken
You’re walking alone
From heaven into hell
Now that you know
Your way in this madness
Your powers are gone
Your chains have been broken
You’ve suffered so long
You will never change.

Angels have faith
I don’t want to be a part of his sin
I don’t want to get lost in his world
I’m not playing this game

When the shadows remain in the light of day
On the wings of darkness
He’ll retaliate
He’ll be falling from grace
Till the end of all his days

From the ashes of hate
It’s a cruel demon’s fate
On the wings of darkness
He’s returned to stay
There will be no escape
Cause he’s fallen far from grace

Angels have faith
I don’t want to be a part of his sin
I don’t want to get lost in his world
I’m not playing this game

When the shadows remain in the light of day
On the wings of darkness
He’ll retaliate
He’ll be falling from grace
Till the end of all his days

From the ashes of hate
It’s a cruel demon’s fate
On the wings of darkness
He’s returned to stay
There will be no escape
Cause he’s fallen far from grace

アルバム自体、曲は粒ぞろいだ。名盤かどうかという話は好みの問題なので、個人的にはこれは名盤。

ローダン NEO

昨月発売になった『ローダン NEO』の第1巻を読み終わった。

 基本的なプロットとしては、正編の「宇宙英雄ローダンシリーズ」と同じで、月に行ったアメリカ人のローダン少佐が、月面でアルコン人と出会い、白血病のクレストを治療すべく、ゴビ砂漠に降り立つという話が、正編のシェール&ダールトンに代わってフランク・ボルシェという一人の作家によって書かれている。
 週間ベースの正編とは違い、隔週で以前の2話分が1話として描かれている。

 大きな違いは、1971年の人類初月面到達が、既にアームストロングご一行で69年に済んでしまっているので、2036年に消息を絶った月面のアームストロング基地を調査しに行くという内容になっている。
 ローダンの腹心レジナルド・ブルの愛称がブリーからレジに代わっているのが、少し痛い。

 ただそれよりも、ジョン・マーシャルとその仲間たちの方が気になる。既にシド・ゴンザレスという少年が、明らかにテレポーターで、タコ・カクタの出番が無さそうな気配がある。タコ・カクタ、タマ・ヨキダ、イシ・マツ(これは女性)などの日本人がこのネーミングセンスの洒脱さと共に、初期ローダンのいいところなのだが、何となく今回のはちゃんとしている。

 マーシャルも、バターパンを食べながら銀行強盗を防ぐ、とぼけた男ではなく、ストリート・チルドレンを救うためのNPO的な事物として描かれているのだが、この辺りが、時代と共に作品により深みを持たせようという意図が見えるのだが、この辺りが少しまだるっこしい。

 全体として、純粋なエンターテイナーから少し脱却して、少し小説としての深味を足してみましたという部分が見えるのだが、まあそれでも第1巻、どうなるのかがこんごたのしみ。
 2巻の表紙はきっとトーラなのかな?と思うのだが、ぼくはおっさんなので、納得いかない。

ローダンNEO

 ぼくが時々書くローダン(ローガンじゃないぞ!)、これは、アメリカの空軍少佐だったペリー・ローダンが、人類初の月着陸の時、異星人と出会い、彼らの目的であった「永遠の生命の星」を探し、元々探していた彼らアルコン人を差し置いて、自らが不死となり、取りあえずそこから数千年の話を、延々と週間ペースで発行し続ける、ドイツの小説のことだ。
 現在原書で2900巻を超えて、終わる気配は無い。
 世界でも続けて翻訳しているのは日本くらいらしく、2話を1巻の文庫に収め、現在月2冊ペースで早川書房より発行が続いている。こちらはもうじき(多分8月の上旬)550巻になるので、原作の1100話を迎えるということになる。その差が1800話で900巻分ということになるわけで、今のペースで翻訳が続けば、現在の最新刊は大体19年後くらいに読めることになる。
 それくらいだと読める可能性はあるが、その時点で、原書は4000話近くになっている可能性は十分にあるので、生きている間に最終巻が読めることはまず無いと思っている。
 計算すれば判るが3000話は約60年、つまりそれくらい前から続いているシリーズだと言うことだ。実際は第1話「スターダスト計画」が1961年発刊なので57年ということになる。

 ここまで続くと言うことは人気があるからで、百科事典や、サイドストーリーなどもかなり昔から出ている。
 さて、そんなサイドストーリーとは別に、「PERRY RHODAN NEO」というシリーズが2011年からスタートし、既に150話近くが発刊されている。
 こちらも第1話は「スターダスト(Sternenstaub/Frank Borsch)・・・まあ、ドイツ語を翻訳して英語のスターダストというのが面白いが、要するに、これはプロットを少し変えて、ゼロから新しいローダンを書き始めたプロジェクトなのだ。そして、早川書房は2匹目のドジョウを狙って、こちらの翻訳を7月から、毎月刊行するという。勘弁してくれ・・・・ローダンしか読めなくなる。
ローダン新プロジェクト〈ローダンNEO〉刊行開始!

 そして判らないけど、きっと紙でしか出さない。
 現在のローダンも、古いものから順次電子書籍で読めるが、なぜか最新刊は出さないという不思議。まず最新刊出せよ!
 
 そしてイラストレーターも決まった。
〈ローダンNEO〉日本版 イラストレーターがtoi8氏に決定!
 ただなぁ、絵はすごく上手だが、なんかアニメチックで個人的にはあまり好ましくない。誰が何と言おうと、ライトノベルじゃないんだから!原書に比べたら、はるかにクオリティは高いと思うんだけど、何か受け付けない・・・・人間年取ると、こういう所の柔軟さがなくなっていくのかも知れないと思ったりして・・・・

 まあ、何はともあれ、今まだ521巻を読んでいるぼくとしては、早いとこ20巻の差を詰めないとなぁ。

あ、これが150巻の表紙。
150

 

Tomorrows Child / Full Moon

 80年代後半のバンド・・・らしい。
 どこから手に入れたのか不明だが、1990年のライブを持っていた。

 音はあまり良くなかったが、この曲だけよく聴いていた。

 どんなバンドなのかもよく判らないが、イギリスのプログレバンドではあるらしい。
 でもこのライブの元になったスタジオ録音のもYouTubeにあるんだが、あまり良くない。

脱・プラトニック / 桑田靖子

 桑田靖子は83年に東芝EMIからデビューしたアイドル歌手だ。実は、顔と名前、デビュー曲の微かな記憶しかない。
 ぼくはこの年から配属先の経理を嫌がってレコード店の店頭で働き出したのだが、毎月何人もの歌手がデビューし売れたり消えたり。
 この前年はよく言われる花の82年で、ビッグネームがたくさんデビューしている。
 以下はWikipedia からのコピペだが、当時のレコード売上から見ても82年と83年は、なんでこんなに違うの?というくらい違う。
 分けても中森明菜は突出していたし、『艶姿ナミダ娘』辺りからの小泉今日子もすごかった。それに次ぐのは石川秀美、早見優、堀ちえみで、他はさほどでも無かったと記憶している。83年デビューの人は、確かにわらべはテレビの影響でシングルヒットはしたが、他はたいしたことなかった。

1982年…小泉今日子、中森明菜、北原佐和子、三田寛子、堀ちえみ、早見優、石川秀美、原田知世、伊藤かずえ、新井薫子、松居直美、白石まるみ、つちやかおり、川田あつ子、中野美紀、川島恵、伊藤さやか、水谷絵津子、渡辺めぐみ、水野きみこ、真鍋ちえみ、三井比佐子、坂上とし恵ら。
1983年…わらべ、岩井小百合、富田靖子、伊藤麻衣子、武田久美子、桑田靖子、松本明子、大沢逸美、森尾由美、小林千絵、横田早苗、原真祐美、高橋美枝、徳丸純子、木元ゆうこ、小出広美、河上幸恵、松尾久美子、太田貴子、小久保尚美ら。

 なので、桑田靖子も、さほど売れた記憶はない。ではなぜ、『脱・プラトニック』かと言えば、たまたま今日、仕事をしながらYouTubeの「1983年のヒット曲200」というのを聴いていたら、そこにあったからで、そして、何で当時聴いてなかったのかな?と思ったからである。
 同時に、このYouTubeの投稿がとても面白かったからだ。

 桑田靖子のデビューから86年までのシングルをメドレーにしているのだが、シャカシャカ言うバックのリズムがあるせいで、すごく統一感を持って聴ける。時々同じ曲に聞こえたりするんだが・・・
 そして何より、歌が上手い!
 楽曲も悪くないのに、なんであまり売れなかったんだろう?と思う。
 

 このデビューから10年経った影像を見ると、尚更思う。
 これは福岡音楽祭という、ググっても出てこない音楽祭の風景だが、彼女はこの第1回のグランプリだったらしい。平尾昌晃に付いたからなのかちょっと演歌っぽい雰囲気の発声を感じることもあるが、仕事人の歌でも歌わせてあげれば良かったのに、などと下らないことを考えたりして。
 東芝EMIと考えると、本田美奈子よりRockには向いていたと思う。

教えてどうぞあなたから いくつの悲しみ重ねたら
私は 本当に あなたのものになれるでしょうか
春めく街に立ちすくみ 口びる小指でなぞってます
あなたの 面影が まぶしくて うつむきがちな 夕暮れです

胸に 秘めた あなたの 淡い 想い出に心乱れます
嫌われても嫌われても あなただけです
初めての日 忘れられず 胸を責めます
愛し方は 憶えたけど 愛され方は
忘れそうな16歳 春をまたひとつ 見送ります

本当の齢よりも上に 見られて愛されていたから
今では 同い年 男の子たち もの足りません
この髪二度とあなたから 触れられることはないですか
はしゃいで 街を行く 恋人たちの後姿 見とれてます

胸に 残る あの日の 夢を 消せないで 心乱れます
好きなんです 好きなんです あなただけです
あきらめさえ できないから 苦しいのです
愛し方は 憶えたけど 愛され方は
忘れそうな16歳 春をまたひとつ 見送ります

嫌われても 嫌われても あなただけです
初めての日 忘れられず 胸を責めます
愛し方は 憶えたけど 愛され方は
忘れそうな16歳 春をまたひとつ 見送ります

 ビデオを観ていると、芳本美代子もこのコンテストの受賞者だったことが判るが、それより第1回の司会をしていたのがタモリに見えて仕方がない。いや、きっとタモリだ!

Easy Livin’ / Uriah Heep

Uriah HeepといえばDavid Bylon(あ、ヴォーカリストのことです)というのが、Black SabbathといえばOzzy Osbournというのと同じく相場なのだろうが、ぼくはHeepはJon Lawtonだし、SabbathはRonnie Dioなのだ。
とはいえ、この『Easy Livin’』が無かったら、そもそもUriah Heepを聴いていたかどうか解らない。確かに『July Morning』でも可能性はあったが、やはりこっちだ。謂わばUriah Heepを、一見プログレッシブバンドに分類しかける人がいた原因はロジャー・ディーンのアルバムジャケットと『July Morning』だと勝手に思っているのだが、『Easy Livin’』はめちゃまっとうなハードロックだ。


最初に買った2枚組のライブアルバム。A面の最後がこの曲だった。2枚組の中で最も短い曲だ。Ken Hensleyの面目躍如の名曲だ。
ドライブ感のあるアップテンポで、最初から最後まで一貫している。

This is a thing I’ve never known before
It’s called easy livin’
This is a place I’ve never seen before
And I’ve been forgiven

Easy livin’ and I’ve been forgiven
Since you’ve taken your place in my heart

Somewhere along the lonely road I had tried to find you
Day after day on that windy road I had walked behind you

Easy livin’ and I’ve been forgiven
Since you’ve taken your place in my heart

Waiting, watching
Wishing my whole life away
Dreaming, thinking
Ready for my happy day
And some easy livin’

Somewhere along the lonely road I had tried to find you
Day after day on that windy road I had walked, walked behind you

Easy livin’ and I’ve been forgiven
Since you’ve taken your place in my heart
Easy livin’ and I’ve been forgiven
Since you’ve taken your place in my heart

ちなみに、Uriah Heepは『Look at Yourself』だろうという向きもあるかも知れない。ザ・ピーナッツだって歌ってるし。
そのいい方をすれば、個人的にはUriah Heepは『Sympathy』なのだ。
ザ・ピーナッツはこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=ZGkFbl2-U1U
ついでにこの続きで、キング・クリムゾンの『Epitaph』まで歌ってらっしゃる。

ところで、こんな動画を見つけた。

 演奏以外にほとんど動かないおじいちゃんおばあちゃんの、めちゃくちゃ上手い『Easy Livin’』カバー。ハンガリーのアマチュアバンドだと書いてある。調べてみると、並のアマチュアじゃ無さそう。
 まあ、考えてみれば、そもそもカバーされている人たちが、今ではおじいちゃんだものな。

太陽のアラベスク / 秋山絵美

 この曲は以前、つちやかおりの時に少し触れているのだが、改めて。
 しかしまさかYouTubeにあるとは!

 
 実際ぼくは、この人がテレビで歌ったのを見たことが無い。
 東芝の歌手だとばかり思っていたが、FUNHOUSEだったのだな。レコードを持っていてももはや見ないので。
 作詞は誰だか覚えていないが、作曲は井上大輔(ジャッキー吉川とブルーコメッツのメインボーカルでフルートを担当していた井上忠夫)だが、この人は結構ヒット曲もいっぱい持っている。有名なところでは、ASSUKAが作詞した葛城ユキの歌で有名な『ボヘミアン』(そもそもは大友裕子が最初だが)とかシブがき隊屋シャネルズの歌いっぱい書いてる。
 さて、この『太陽のアラベスク』だが、個人的に、同時期に書かれた大西結花の『シャドウハンター』とかぶる。
 どちらもアップテンポで、アイドルの歌としては非常に僕好みのメロディ。
 アイドルの歌としてはロックと言ってもいいのかもしれないけど、なぜか歌謡曲とロックの間には微妙な差異が存在する。
 
 秋山絵美は結局ほとんど売れることなく、このシングルもあまり売れていた記憶はない。でも店頭演奏のテープにも入れて流していた。まあ、店頭演奏のテープにスコーピオンズの『This is my song』なんてマイナーな曲を入れて流していたので(でもかけていたらこれは一回売れたのだ!)、秋山絵美もただのセルフ押しだったが。
 シングルは覚えているが(持っているわけだから)、アルバムが出たのかの記憶がない。

 CDなんか出てないだろうと思ったら、

こんなものが!そして、秋山絵美だけで8曲も!
 このアイドルミラクルバイブルというシリーズ、チェリッシュなんかも入っている辺りがちょっと不思議な気もするが、ほかはこれでもかというくらいマイナーなアイドルてんこ盛り。じっくり見よう。

I’d Love To Change The World / Ten Years After

 Ten Years Afterを最初に知ったのは、確か東芝から『Sssh』というアルバムが1500円くらいで出たときだったともう。マークアーモンドとかと一緒に購入した。鶏の鳴き声で始まるこのアルバムは、当時全く買って良かったと思わなかったレコードの1枚だが、マークアーモンドよりは聴いたかもしれない。
 アルビン・リーといういわゆる速弾きのギタリストが有名なバンドだが、速弾きといっても、何となくイングヴェイやインペリテリなどとは趣が違う。
 現在では、実は結構好きで『Sssh』(しゅsっしゅと読むらしい)、もいいアルバムだと思う。『Good Morning Little Schoolgirl』などは代表曲の一つだ。
 さてそんなさほど気に入ったわけでもないTen Years Afterのベスト盤を買ったのは、恐らく新宿の、今は亡きヴァージンメガストアだった。確か丸井かどこかの地下にあったと思う。そこで輸入盤CDを買った。当時、メガストアがあった新宿通とは一本隔てた靖国通りのレコード店に勤めていた頃だ(新星堂じゃないよ)。

 その中で安定してずっと聴き続けてるのが、この『I’d Love To Change The World』だ。
 ほかの曲の歌詞は知らないが、なかなかヘヴィで社会派な歌詞な感じがする。
 ただまあぼくは、歌詞より曲なので、メロディが好きなのだが。特に面目躍如のアルヴィン・リーのギターだ。
 音色といい、リフといい、ソロパートといい、速弾きだからというよりメロディラインがとてもいい。
 まあ、彼らの中では異質な曲というイメージだが。

Every where is freaks and hairies, dykes and fairies;
Tell me where is sanity?
Tax the rich, feed the poor, till there are no rich no more.
I’d love to change the world – but I don’t know what to do,
So I’ll leave it up to you.

Population – keeps on breeding, nation bleeding,
Still more feeding economy.
Life is funny, skies are sunny, bees make honey,
Who needs money? Monopoly!
I’d love to change the world – but I don’t know what to do,
So I’ll leave it up to you… Oh yeah,

World polution, there’s no solution, institution, electrocution,
Just black and white, rich or poor, them and us,
We’ll stop the war!
I’d love to change the world – but I don’t know what to do,
So I’ll leave it up to you… and Good Luck!

MP3です。
この曲が入っている『Space in Time』というアルバム、amazonで見たら新品だと1万円くらいする。
HMVの輸入盤なら、まとめ買いすれば1364円なのに。びっくり。