由比敬介のブログ
SPAM
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SPAM

 最近のSPAMメールは二極化している。
 堂々とSPAMと断っているタイプと、知り合いを装うようなタイトルを付けてくるタイプだ。
 SPAMと書いてあるのは、一時期「未承諾広告」というタイトルを決まり通り付けていたのと同じ程度には良心的と言うべきか。これをも良心というならばだが。
 一方、ちょっと拾っただけでも
「風邪ひいてない?」「近所で会おうよ!」「どもー♪はじめまして☆」「元気かな?」「早く金返せよー」などなど・・・・
 半分くらいはリンクが張ってあるようだが、ただの文章だけというのもある。返信を待っていると言うことか?ランダムにアドレスを打っていて、戻ってきた人だけに改めて何かをしようとするのか、どうにも目的が解らない。
「早く金返せよー」などは、SPAMと解っていても気分が悪い。逆効果だと思うが。
 長いこと同じドメインでホームページをしたり、掲示板への書き込みをしたりと、自分のドメインを長期間使っていると、こういうことになるのだろうか?1日に来るSPAMと全く読まないメルマガだけで300件以上に登る。
 いい加減辟易する以上に、ごくたまに必要なメールを削除してしまうことがある。こちらの方が大きな弊害だ。ゴミ箱に移したやつを、もう一度確認してから消すという、二度手間をせざるを得ない。
 私の場合、海外空が半数を占めているが、面白いのは、海外のうち、半分はアダルトで、半分は非常に様々なサイトからの広告だが、日本のメールは9割がアダルト(出会い系を含む)で残りが怪しい販売だ。統計を取ったわけではないが、明らかに日本の方がアダルト市場が活発なように思える。
 まあ、世界で1番アダルトビデオの数が多い国だから当然かも知れないが、こんな状態では、確かに、真剣に憂える大人が、中学生にセックス禁止条例を施行しようと考えたくなるのも無理はないかも知れない。・・・それでも賛成はしないが。
 とにかくこのSPAMというやつ、たちが悪い。
 ただ、同じくらいメルマガというのも煩わしかったりする。1回商品を買ったら送ってきたりする。そんなところで二度とは買わない。せめて、確認してから送れよ。と言いたい。
 
 インターネットは、リアルな世界と違い、どこかへ行く時の労力が極めて小さい。それは裏を返せば、攻めてくる側からの距離も短いと言うことだ。オレオレ詐欺ではないが、様々な詐欺の温床にもなりうる。
 人の世は、貧富や階層がある限り、悪いことで金を儲けようとする人間はいなくならない。しかし、平等な社会を作ろうとすればするほど、不公平になったりもする。
 神様がいるのなら、そもそもこういう風に人間を作ったことこそ、大いなる失策だったのではないか。
 たかがSPAMだが、人の営みを象徴しているのだ。

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