由比敬介のブログ
まつり
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 久々にお祭りに行ってきた。
 府中にある大國魂神社というところのすももまつりというのだ。
 そもそもぼくは、祭りというのがあまり好きな方ではない。歴史や伝統ということに、あまり価値を認めていない変革ばかりを尊ぶ性格が災いしている。
 特にけが人が出そうな危険な祭りは性に合わない。そういう祭りが有名な地域に生まれなくて幸いだったと思っている。ああ、ただ好きではないというのと、価値を認めないというのは全く別の話なので、あしからず。
 尤も、祭りは好きではなくても出店は好きだ。祭りというのが出店めぐりのことであるなら、実は好きだ。
 
 今日も、結局のところで店めぐりだった。堪能した。
 すもも祭りというのは、以下の大國魂神社の説明を読めば解る。
 

夏の風物詩として、近郷近在の人々より親しまれている『すもも祭』は毎年7月20日に斎行されます。その起源は源頼義・義家父子が、奥州安倍氏平定(前9 年の役)途中、大國魂神社に戦勝祈願をし、戦に勝ち凱旋の帰途、戦勝御礼詣りのためこの祭が起こりました。その祭神饌の一つとして李子(すもも)を供え、境内にすもも市がたつようになったのが、この祭りのの名前の由来です。当日神社では五穀豊穣・悪疫防除・厄除の信仰をもつ「からす団扇」「からす扇子」を頒布しています。この扇を以て扇ぐと、農作物の害虫は駆除され、又病人は直ちに平癒し、玄関先に飾ると魔を祓いその家に幸福が訪れるといわれ、これを受ける人達で境内は終日賑わい、参道には李子を売る店をはじめ多数の露天商が軒を連ねます。

 ぼくは、神社仏閣を訪れる際、必ず世界平和を祈念する。一番祈念して、当たり障り無く、尚かつ非常に高邁で、何より神仏に頼らなければおよそ実現できないようなことかな、と思うので、そして、本心からそう望んでいるので祈る。
 ただし、今日などは境内で参拝の行列ができていて、到底並んでまで参拝する気になれないので、遠くから気持ちだけ運んだ。
 この、並ぶという行為がぼくはとても苦手だ。この苦手な感情を目的が凌駕しない限り、並ばない。だから銀座チャンスセンターなどで宝くじのために並んだことはない。これは、どこで買おうと確率は一緒だという理屈だけに寄ったものだが。
 
 さて、そんな楽しい出店めぐりで、ケバブを挟んだトルコのサンドイッチみたいなのを食べた。国際色豊かだ。おいしかった。参道にずっと並んでいるわけだが、焼きそばにたこ焼きにお好み焼き、ソースせんべいにあんずあめ、チョコバナナ、フランクなど、同じ店が随所にある中、このトルコの味は変わっていて良かった。考えてみると、もっとバリエーションがあってもいい。例えば焼きそばでも、全部ソース焼きそばではなく、上海焼きそばとか塩焼きそばとか、違えば楽しめるのに。
 もちろん昔に比べれば、色とりどりだし、その中で昔ながらのいい味も出している。おっと、伝統や歴史を否定する男が言ってはいけない台詞だ。
 
 たこ焼きも、大きなたこが入っていておいしかったが、焼きそばだけがどうにも不味かった。これは残念だった。全く肉も入っていないし。
 佐世保バーガーなんていうのもあったが、大きすぎる。
 そう、あれだけ出店が並んでいても、一つ一つの量が多すぎる、少しずつ食べられれば、少々割高でも、もっと多くのものを食べることができるのだが。sこがお祭りの、常に残念なところだ。
 たこ焼き1個50円とかね。
 
 家の近くの商店街に観音様があるので、時々で店が出る。でも、祭りので店はもう少し豪快が楽しい。確かに人混みは、祭りでもそれほど好きではないが、町中でのき模様とはやはり違って、それほど気にはならない。
 府中という街もいい街だった。
 またいこう。

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