由比敬介のブログ
Brook’sのコーヒー
Brook’sのコーヒー

Brook’sのコーヒー

 しばらく前からコーヒーはBrook’sにしている。何より淹れる面倒さが無い。
 もちろん、コーヒー豆をひく楽しみとか、挽いたときの香りなどはそこにはない。でも、最も手軽に飲めて、比較的無駄もないので、重宝していた。
 
 Brook’sには、オリジナルブレンドの1杯19円というのがあるが、これはあまり美味しくない。
 ぼくは昔からトラジャという種類のコーヒーが好きで、以前はBrook’sでもトラジャを何回か頼んで飲んでいた。
 それがしばらく前からはモカに変えた。最も大きな要因は値段だが、Brook’sのモカは美味しい。飽きないので、これにしていた。美味しくないブレンドと同じ価格であるのも大きな魅力だった。
 最近では400袋で、7,980円というのをいつも頼んでいた。計算すれば、1杯20円に満たないことが解る。これにはヨーロピアン・ブレンドというのがおまけに付いてくるのだが、ぼくは深煎りのヨーロピアンタイプがあまり好きではないので、これはいつも無駄になる。
 ここいらのおまけを、価格に反映させなかったり(おまけを付ける変わりに値引きをするとか)、量は少なくてかまわないので、別の製品を付けてくれるとか、そういうフレキシビリティこそがサービスだと思うのだが、きっと、「おまけを付けているのだから文句を言うな」という趣旨ではあるのだろう。・・・・そう高飛車な意図はないとしても。
 前に、購入時のアンケートみたいなところにも書いたが、いっこうに変わる気配はない。いいサービスだときっと思っているのだろう。もちろん、客によってはとてもいいサービスには違いないが。
 さて、そろそろ在庫が無くなってきたので、サイトを見に行って驚いた。ユーロ高の影響だか、バイオ燃料の高騰でコーヒー農家がトウモロコシ作りに精を出している影響かは知らないが、大幅な値上がりをしている。
 7,980円のものは、400袋から304袋になっている。
 単純計算すれば、1杯19.95円から26.25円におよそ3割り増しになっている。これならトラジャの30円と大差ない。
 グァテマラも好きなのだが、こちらは120袋3,800円、つまり、1杯31.7円。
 でもまあ、考えてみれば、マックでも100円、スタバでは250円くらいかかるし、有名なコーヒー店に行くと、1,000円近くかかる店もまだあるわけで、1杯30円のコーヒーなどというのはとても安い。
 カルディあたりで生豆を買うと、200gで、6~700円くらいなのだろうか、最近買っていないからよく分からないが、1杯に10gの豆を使うとすれば、20杯分だから、それでも尚、Brook’sの安さは際だっているわけだ。
 これで味が大したことないのであれば、話の種にはならないのだが、普通に美味しいから、たいした物だと思うわけだ。
 だが、3割り増しというのはちょっとショックな値上がりだ。
 コーヒー値上がりの原因には、これまで消費量が少なかった中国などの消費増大も絡んでいるらしい。いやはや、影響力の大きな国だ。
 で、値上がりはいいが、せめてヨーロピアンブレンドの25杯おまけはいらないから、モカを+10杯にしてくれないものだろうか。普通に考えても、東京-大阪間の切符を5枚買いに来た人に、サービスで仙台まで1枚お付けしますと言われても、サービスにはなるまい。ロックのCDまとめ買いした人に、演歌のサンプル盤をサービスでと言われても、喜ぶ人は少ないだろう。
 Brook’sさんヨーロピアンブレンドサービスって、こういうことだと思うのだが。
 なまじ最初からこんなサービス無ければ、こんなことは考えないのだけれどね。

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