ローダン NEO

昨月発売になった『ローダン NEO』の第1巻を読み終わった。

 基本的なプロットとしては、正編の「宇宙英雄ローダンシリーズ」と同じで、月に行ったアメリカ人のローダン少佐が、月面でアルコン人と出会い、白血病のクレストを治療すべく、ゴビ砂漠に降り立つという話が、正編のシェール&ダールトンに代わってフランク・ボルシェという一人の作家によって書かれている。
 週間ベースの正編とは違い、隔週で以前の2話分が1話として描かれている。

 大きな違いは、1971年の人類初月面到達が、既にアームストロングご一行で69年に済んでしまっているので、2036年に消息を絶った月面のアームストロング基地を調査しに行くという内容になっている。
 ローダンの腹心レジナルド・ブルの愛称がブリーからレジに代わっているのが、少し痛い。

 ただそれよりも、ジョン・マーシャルとその仲間たちの方が気になる。既にシド・ゴンザレスという少年が、明らかにテレポーターで、タコ・カクタの出番が無さそうな気配がある。タコ・カクタ、タマ・ヨキダ、イシ・マツ(これは女性)などの日本人がこのネーミングセンスの洒脱さと共に、初期ローダンのいいところなのだが、何となく今回のはちゃんとしている。

 マーシャルも、バターパンを食べながら銀行強盗を防ぐ、とぼけた男ではなく、ストリート・チルドレンを救うためのNPO的な事物として描かれているのだが、この辺りが、時代と共に作品により深みを持たせようという意図が見えるのだが、この辺りが少しまだるっこしい。

 全体として、純粋なエンターテイナーから少し脱却して、少し小説としての深味を足してみましたという部分が見えるのだが、まあそれでも第1巻、どうなるのかがこんごたのしみ。
 2巻の表紙はきっとトーラなのかな?と思うのだが、ぼくはおっさんなので、納得いかない。

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